やっぱりむやみに長時間働くのではなく、効率よく短時間働いたほうが良いよね、と再認識したニュース
セミリタイア、早期リタイア者に後押しになりそうなニュースを見つけたので、ご紹介します。
週30時間以上働くと仕事の効率はここまで下がる! ブラック企業の非合理性が数字で判明- 記事詳細|Infoseekニュース
「経済協力開発機構(OECD)が2012年に実施した各国の平均労働時間(職場での有給労働と家事などの無給労働を併せたもの)の調査」で、労働時間が長い国を見ると、経済低迷国が上位に来ている傾向があるそうです。
日本は意外にも15位らしいのですが、メキシコが1位なのは賃金が低くお金を稼ぐ機会が少ないのでこういう結果が出ているという背景もあるとか。
2位は韓国、3位はギリシャ。
興味深いことに、逆に労働時間が短い国の1位はオランダ(年間平均1381時間)、2位はドイツ(年間平均1397時間)、3位はノルウェー(年間平均1420時間)など、先進国のなかでも着実に経済成長を果たしている国がランクインした。
各国の経済事情には政治的な背景なんかもあって、一概に労働時間のせいとは言えないでしょうけれど、下記のような研究結果もあって、「長く働けばいいというものではない」という傾向は、見えてくるんじゃないかと思います。
海外メディア「Eat Live Glow」が今年8月に報じたところによると、オールトラリアのメルボルン応用経済社会学研究所のコリン・マッケンジー教授は、40歳以上の女性3,500人と男性3,000人を対象とした認識機能テストを行い、職場での業務成果を観察した。
その結果、40歳以上の人々は週に30時間までの勤務が認識機能にとって最適な仕事量であり、それを上回る場合には業績が悪化してしまうという事実が判明したのだ。
そもそも短時間の労働時間で着実に経済成長している国がある以上は、その効率を見習うべきだと私は思いますね。
ところでこの8月に報じられたニュースというのは、こちらの記事のことですかね。
「できる人」の労働と睡眠時間にヒミツ~40歳を超えたら「週40時間」を「週25時間」労働に!|健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS
エリクソン教授は研究の中で、仕事能力の高さは年齢でなく、労働時間の長さであることを、見つけた。「仕事がデキる人」は、週21〜35時間の労働で、1日3〜5時間以上は働かないことを発見したのだ。
また、研究の中で、労働時間が自由裁量の場合、「デキる人」は週21〜35時間以上は働かないという。
ですよねー!
やっぱ一日3時間くらいがちょうどいいですよね!!
(↑すっかり「できる人」になったつもり)
しかしこの記事の、メルボルン応用経済社会学研究所の研究成果、セミリタイア・早期リタイア族にはうなづけるところが大きいのではないでしょうか。
早期リタイア者に40代が多いのは、その頃になると会社での未来がだいたい見えてくる、ある程度の資金がたまってくる、などの理由のほかに、これもあるんじゃないのかな。
わが身を振り返ってみても、40越えたらいろんな面で身体も頭もきつくなってきた、というのが本音です。
早期リタイアを決めた理由の一つは、身体がもうフルタイム労働にはついていけない、ということでしたし。
できればもう身体と頭を酷使したくない。
はたらくにしても、短時間労働がいい。
でも今の日本だと、フルタイム以外では、非正規とか、パート、バイトなどの働き方しかなく、労働条件としてはフルタイムに比べて厳しいのが現状ではないでしょうか。
日本でも、フルタイムでない働き方がもっとしやすくなればいいのにな~と思います。