リタイア後の資金、ひたすら切り崩すか、投資の比重を増やすか。シミュレーションしてみました
二日間、ほぼ何もせずに過ごして、ようやく少し気持ちが上向きになってきました。
と言っても、まだ何か積極的に創り出そうという気分にはなれていません。
今日の記事も中途半端な感じになってしまいそうですが、正直にいま迷っていることについて書いてみようと思います。
あと数か月後にはリタイア生活に入る予定。
いま迷っているのは、「リタイア後の資金をどう使っていくか」という問題です。
1.ひたすら資金を切り崩す、逃げ切り型にするのか。
2.それとも投資の比重を増やして、少しでも切り崩しを減らしていくのか。
それぞれにメリットがあり、デメリットがあります。
逃げ切り型の場合
1.は、基本的に銀行の定期預金、普通預金、あと元本保証型の国債などで資金を持ち、生活費を毎月、そこから出していくというやり方。
いまも、ハイパーを含むインフレ対策と、少しばかりのお小遣いのため、国内外の高配当株、投資信託、外貨預金は持っていますが、割合は全体の30%です。
こちらは30%の比率を保つため、現金が減るにつれて少しずつ現金化していく事になると思います。
65歳までは、今の生活費と同等のお金で暮らし、65歳以降は、その7割ほどで暮らすという計算で、逃げ切り計算機にかけてみるとこんな感じ。
現在の年齢4X歳
現在の貯蓄額ピー万円
年間利息0.01%
年金支給開始までの年間支出額ピー万円
年金受給開始後からの年間支出額ピー万円
年金受給開始年齢70歳
受給年金の月額ピー万円(「年金定期便」の額×0.7)
年間インフレ率1.5%
受給年金額のインフレ連動「する」
の条件でシミュレートします。
試算の結果、あなたは、85歳までは生きられそうです
まあ、インフレの数字をちょっと変えたりインフレ連動を変えたりするだけで、数年は変わるんですけどね。
ひとまずこれでも両親より長生きになるので、こんなもんかなと。
(根性的にも身体的にも、自分は両親の世代より虚弱だと思っているので)
独身はパートナー在りの人より数年、寿命が短いらしいし。
こんなかんじで逃げきれそうかな、と見込んでいます。
ただ、資金が減り続けることのストレスがどんなもんかなーと。
このやり方のメリットは、現金比率が高いので、金融危機にある程度強いという点。
デメリットは、減り続ける資金残高によるストレスが心配なのと、想定以上に生き延びてしまった場合に、打つ手がほぼないことです。
ということで、次の案です。
投資の比重を増やす場合
2.は、生活防衛資金を生活費の3年分とし、残りを高配当株に回した場合。
好配当株の配当利回りは税引き後2.1%とし、その他の条件は切り崩し型と同じとします。
これだと、ほぼ、生活費がカバーできそう。
足りない分を高配当株の売却で補っていくと、例えば、上記の逃げ切り年齢を過ぎても、8割の資産が残っている計算になります。
というか、70歳から年金を「年金定期便」の0.7掛けで受け取るとすると、しばらく増えたりしますね。
ううーん、魅力的過ぎる。
ただ、これだけ手持ちの現金が少ないと、金融危機が怖すぎる。
価値の下がったままの株を現金化しなくてはならない可能性も高くなってきます。
できればそれは、避けたい。
こちらのやり方のメリットは、100歳を超えて長生きしても安心なところ。
デメリットは、必ず来るであろうと予想される金融危機に対して、ほぼ無力である(最悪、安値で切り崩しするはめになる)ところ。
ということで、投資比率を少しずつ変えていくつかのパターンを計算してみました。
結果として、好配当株の割合を例えば30%にすると、90歳を超えるまで原本を取り崩さなくて済みそうです。
その時点でそれだけ残っていれば、まあ、100歳まで生きても大丈夫そう。
というか、90まで生きれば十分すぎる気もしますね。
そして現金比率もこのくらい保っておけば、途中で金融危機が起きて好配当株の価値が1/2になってしまっても、追加資金を投入し、株価が戻るのを待つ余裕もありそうです。
結論:株の勉強をしつつ好配当株の割合を30%まで上げる
いまのところの結論としては、高配当株を資金全体の30%にまで仕入れるのが良さそう。
その他のリスク資産、外貨や投資信託をどうするか…売って原資にするか、そのままにするかは、迷っています。
何をいつどれだけ買うかは、これからもう少し株の勉強をしないといけないですね。
まあ数字に弱いので、勉強してもたかが知れているので…いま持っている株をそのままちょっとずつ買い足す、ということになりそうな気も。
これからはセミリタイアカテゴリの株についての記事も、頑張って読むようにしたいと思います。