遊びをせんとや生まれけん ~ほぼ天涯孤独の早期リタイア~

働くだけの人生に納得できない社会不適合者が、早期リタイアという手段で明るい明日をめざした記録。リタイア済です。

セルフパトロン制、という考え方

早期リタイアするにあたって、気になっていることがあります。


どうもブログ村セミリタイアカテゴリを見ていても、自分と同じような環境の人があまり見当たりません。


仲間がいない…一抹の不安

カテゴリ名からすると当たり前かもしれませんが、割とセミリタイアの人が多く、早期リタイアの人はそんなにいないんですね。


いても、見たところ、
・同じ「貯金切り崩し型」の人は、持ち家などで私より生活費をぐっと抑えている
・私と同じくらいの生活費と思われる人は、何らかの不労所得を得ている
という感じです。


私くらいかそれ以上の生活費で、切り崩し型かな?と思っても、その人は何らかのビジネスで成功した人で、これからも稼ごうと思えば稼げる力を持っておられるように見えます。


一方、私は、ずっと会社員で生きてきました。
会社を辞めた後、何らかの事情でまた稼ぐ必要が出てきても、また会社勤めかバイトをするくらいしか、稼ぐ手立てを思いつきません。


リタイア資金は、会社勤めで貯めた貯金と、遺産。
投資も少しは助けになりましたが、投資信託を放置してたら上がったというだけで、これで稼ぐなんて思いもよりません。


完全に貯金切り崩し型で、基本的に不労所得も稼ぐ手立てもないけれど、それなりに生活費をかけている、というパターンはほかに見かけないので、ちょっと不安です。


稼ぐ手段を、どのように考えるか

ポイントは、お金を稼ぐ手段を特に考えていない、という点かも知れません。


そもそも、「生活費を稼ぐために働くのはもう嫌だ」というのが早期リタイアの大きな動機でした。
加えて、心身の健康を重視したい、残された人生を有意義に生きたいという気持ちも大きいです。


大雑把に言うと、
・生活費を稼ぐために働くのはもう嫌
・心身ともに負担の少ない生活をしたい
・残された人生を有意義に生きたい
 =自分らしく、好きなことで自分の能力を発揮して生きたい
というのが早期リタイアの理由。


だからこれに反するようなことはしたくないのです。
これらが実現できないようなら、会社勤めしていたほうがまだ良い、ということになります。


でも、いざという時のために、稼ぐ手段は考えておいたほうがいいのかも知れない。


投資を勉強する、というのも一つの手ですよね。
セミリタイアカテゴリのブログでも、株や投資信託、不動産など、何らかの投資をしているかたがほとんどです。


ただ…私、数字にてんで弱いんです。
できることなら、数字はなるべく見ないで生きていきたい。
それに勝負師のカンみたいなものもありません。
外貨も株も投資信託も、買えば下がる、売れば上がるという調子です。


投資で稼ごうとすると、「心身ともに負担のかかる生活」になりそうな気がひしひしとします。


そうはいってもインフレ対策で投資は必要なので、少しは勉強しますけれども。
ただ、それで生活費を稼ぐというのは(主にストレス的に)あまり考えないほうがいいかな、と思います。


「自分が楽しむ」を優先すると、理想は「パトロン付き自称〇〇」

欲をいえば、「自分が楽しめて、人のためにもなって報酬をもらえる手段」があるのが一番理想的です。


まず自分が楽しめること、というとこんな感じ。


・文章を書くこと
・心理、哲学、宗教を学ぶこと
・メッセージ性がある文学や芸術に触れること
 (メッセージ性がある=人生観に影響を与えるような深い洞察が感じられる)
・プラスの影響を与え合うようなコミュニケーションをとること
・美しいもの、可愛いものを見ること


これで「人のためにもなって報酬をもらえる」というと…


・小説家
・研究者
・評論家
・エッセイスト・コラムニスト


なんかが、ぱっと思いつく職業になります。


だけど、どうもここらへんは「夢物語」になっちゃうんですよね。
ど素人がいきなり挑むには、かなりハードルが高い。


頭に「自称」とか「売れない」をつければ、今すぐにでもなれるんですが、それでは「お金を稼ぐ手段」にはならないし。


そして何より、「稼ぎたい」と思いつつやると、楽しいはずのことが楽しくなくなってしまう可能性があって、それでは本末転倒。


優先順位は「私が楽しいこと」、次に「人の役に立つこと」、最後に「お金になること」。
この優先順位を間違えてしまうと、早期リタイアした意味さえ揺らいできてしまいかねません。


飽くまでもまず自分が楽しんで、その結果が人の役にも立って、それで報酬がもらえれば一番いい。
でもそんな都合のいいことが…?


ああ、そうか。究極の理想は、
「パトロンを見つけて養ってもらいながら、好きなことをして、その結果がいつかどこかで誰かの役に立つ」
ことかもしれません。


先行投資型ビジネスですね(違)。
どこかにパトロンになってくれそうなお金持ち、いないですかね?


セルフパトロン制で、「自称」のつかない〇〇をめざす

と言っても、そうそう見つかるものでもないので、当面は自分が自分のパトロンになっておくことにしましょうか。


「生活費はとりあえず出してあげるから、
私を楽しませるものを作りなさい。
それがついでに世のため人のためになるものなら、もっとよろしい。」


って、パトロンである私(P)が自称〇〇である私(Z)に命令するわけですね。


なんとなく、これならうまくいきそうな気がしてきました。


Pが出すお金の出所をどうするか、という根本的な問題は残っていますが。



幸い、順調に行けば平均寿命くらいまでは資金が持つはずなので、それまでの間にZがひと花咲かせてくれるよう願いたいと思います。


いざとなったら、まだまだ贅沢だらけの家計を引き締めたり、それでもだめならバイトに出たりすることが必要になるかもしれません。


でも考えてみたら会社員生活の問題点は、Z側の時間が短すぎたところにあったわけで、Zとしての時間が十分に取れるのなら、P側として多少お金のための労働をしても別に構わないわけです。
それは生活費ではなくて、楽しむための費用を稼ぐということだから。
(詭弁かな?)



とりあえずの結論が出たようです。


まずはセルフパトロン制で自分を養い、その間に自称〇〇としての能力開発を行って、いずれは「自称」が取れるようにする。


能力開発と言っても、「とにかく文章を書く」「心理学、哲学等を学ぶ」「文学や芸術に触れて感性を磨く」等々、要するに自分が心から楽しめることをやり続けるだけなんですけどね。


その結果、モノになるのかどうか、それはわかりません。
でもまあ、残りの全人生かけて頑張ってみれば、何がしかは、残せるんじゃないかなあ。


たぶん。おそらく。願わくば。

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