ヘリマネの脅威に、「安全資産」の儚さを思う。
阿部さんが消費税増税延期へ舵を切り、日本経済の先行きはますます見通しが利かなくなりました。
いち消費者としてはもちろん延期は喜ばしいのですが、かといって、増え続ける社会保障費のことを考えると、何もしなくて大丈夫なの?と不安になります。
ちょうどパナマ文書が公開されていることだし、租税回避している資産からちょっとでも取れば?と思いますが、政府にその気はないようで。
租税回避の実態を明かした「パナマ文書」、日本政府がまさかの調査しない方針を明らかに | BUZZAP!(バザップ!)
なぜ調査しないかといえば、やっぱり、政府にとって大事な人、ご機嫌を損ねてはいけない人が、リストの関係者にいるんじゃないでしょうかね。
マネーを積んだヘリコプターは本当に離陸済みなのか
そんなこんなでやっぱり日本の財政破綻の日は近いのかと考えて、慌しく資産の構成を確認したりしていました。
なんだかサミットの結果、「ヘリコプターマネー」(お金のばら撒き政策)による貨幣価値の下落も、もう始まってるとか言われてるし。
複数のエコノミストは、財政拡張と金融緩和が強烈に進む場合、国民が認識しないまま、ヘリコプターマネー政策を実行したのと同じような経済環境にはまり込むリスクを指摘している。
イヤー怖い。
まだ預貯金の割合のほうが断然が多い私はマジで怖いです。
1000万円の価値が100万円になってしまったら・・・。
シャレになりません。
まあ、株式と外貨あわせて1500万くらいにはなっているので、いっそ10倍(円が10分の一)になってくれるなら、それはそれでいいのですが。
半端に、円の価値が二分の一になったりすると、財産の目減りが・・・。
も、もうちょっと、株式と外貨への分散ができるまで、待って欲しいなあ;;
基本的に、日本人はずっと、円の預貯金を信用してきたように思います。
株や不動産などリスク資産への投資は、お金持ちのやることだということで、庶民はコツコツ働いてお金を貯めて、それを頼みの綱として生きてきたように思います。
でももう、預貯金は安全資産ではないのですよね。
この「預貯金もリスク資産である」ということが人々の間に浸透しないまま、ヘリコプターマネーが撒かれる事態になったら、うーん、大混乱が起こりそうな気がします。
もうちょっと軟着陸してほしいものですけど・・・
もうだめ、なんでしょうかね・・・。
はかない(儚い)という言葉は、人の夢と書くのですね
資産を確認しながら思ったこと。
一千万といっても、はかないなあ、ということ。
ヘリコプターマネーの話もそうですが、そうでなくても、
私の一年間の生活費がほぼ250万円。
一千万は、4年でさようならです。
一生懸命に貯めたというわけではないけれど、
これまでの、それなりに長い会社生活で少しずつ積みあげてきたお金。
使うときは、あっという間です。
そしてペイオフ対応で一千万ずつ、銀行に預けてあるので、
「そうか、4年で1つの銀行とさよならするのか・・・」
と、ますます何か心細いような、はかないような感覚に陥ったのでした。
(やっぱり、仕事をやめても、
何らかの収入を得る手段は持っておいたほうが良いのかもしれませんね。
といっても働く気はもうさらさらないので、
やっぱり「配当金」かなあ、と思っています。)
お金のことだけじゃないですね。
日本中の地面の下が活性化していて、いつどこで大地震が起きても不思議じゃない状態が続いています。
この身だっていつどうなるかわからない。
イノチだって、ほんとに儚い。
そう思うと、一瞬一瞬、大事にしないといけないな、と感じます。
たかが一千万、されど一千万、一寸の虫にも五分の魂(謎)。
お金と時間のはかなさと、だからこその大切さを、いつもに増して感じた今日でした。