セミリタイア、早期リタイアと「社会的な居場所の喪失」について(1)
先日、このセミリタイアブログ村で、衝撃的なタイトルのブログを見つけました。
ブログ主さんは、孤独がつらいと嘆いていました。
私もほぼ天涯孤独の身として、とても他人事とは思えなかったので、この問題について少し考えてみることにします。
セミリタイア、早期リタイアすると、社会的な居場所をなくす
セミリタイア、早期リタイアをすると、今の日本では、どうしても孤独になりがちだと思います。
今の日本では、会社などの組織に属している人が大半だからです。
(海外ではどうなのかな?フリーランスはもっと多かったりするのでしょうか)
そして、普通のリタイア組(定年退職組)のコミュニティにも、入ることはなかなか難しいでしょう。
年齢層が違うし、そもそもいまの定年退職組の多くが、「働けるうちは働く」ことを当たり前と考え、「働かざるもの食うべからず」という価値観を強く持っている世代だからです。
今の日本では、セミリタイア、早期リタイアをすると、社会的な居場所をいったんなくすことになります。
私が家族に早期リタイアを相談したときも、
「社会とのつながりをなくすことが心配」
と言われました。
その時は、
「自分はもともとそういうものをあまり必要としていないし、
必要になったらボランティアでもしようかと思っている」
と答えましたが。
社会的な居場所をなくすことによる問題は、大きく分けて二つあると思います。
まずは実害、社会的な信用、後ろ盾を必要とする事態になったとき、どうするか。
もう一つは、心の問題、孤独とどうやって向き合っていくか。
まずは一つ目の問題について。
その1:社会的信用をどうするか
早期リタイアした人は、社会的には「無職」と呼ばれます。
(たまに「家事手伝い」というジョブをゲットする人もいるかもしれませんが)
セミリタイアはどうなんだろう。バイトなど、軽い仕事はしているので、無職ではないのだと思いますが、定職を持たないという意味で、普通の会社員等とは、扱われ方がやっぱり違うのでしょうか。
定職を持たないことによる社会的信用の無さがもたらすデメリットは、
・クレジットカードを作れない
・新規の賃貸契約がしにくい
・銀行からお金が借りられない
といったところでしょうか。
クレジットカードについては、無職でも作るノウハウがあるらしいです。
まあ、確実なのは定職についているうちに作っておくこと、でしょうか。
次に賃貸契約、これも難しい問題です。
私は割と安易に、保証会社を通せばいいや、と考えていたのですが、そういうことでもないんですね。でもでも、
例えばクレジットカード会社の審査を受けて、OKであれば毎月賃料の数%を手数料としていただくことでクレジットカード会社が保証人の代わりになるというやり方ですね。
他にも連帯保証人不要で済むような方法がいくつかあるようですので、諦めずに探してみたほうがいいです。
最近、フリーターや無職の人が多くなってきたためか?、初めから保証人不要で上記の方法でしか入居できないところもあり、かなり狙い目にはなりますね。
ということらしく、方法は、あるようです!
そして、銀行からの融資を受けられないという問題…
無職で、かつ他からお金を借りないといけないような状態に陥る…これは相当にピンチな状況と言わざるを得ません。
ちょっと生死にかかわるような問題になってくると思うので、無理をして闇金などに借りてしまうよりは、行政や、民間のNPOなどの支援団体を、頼ったほうが良いのではないでしょうか。
社会の目は厳しい
いや~~しかし、いわゆる「無職」に対して社会の見る目は厳しいですね~~!
これだから会社がどんなにブラックでも、必死で残ろうとしなければいけないようなことになってしまうんですね。
いいじゃないですかね~、ちょっとくらい職がなくったって…。
いろんな事情で職を失う人もたくさんいるでしょうに。
(早期リタイアで自主的に定職から離れる側である私が言うのもなんですが)
いずれにせよ、セミリタイア、早期リタイアをする際には、これだけの社会的デメリットを受けるという覚悟が必要なようです。
私も、改めて調べていて、早期リタイアする気持ちが少しぐらついてきました。
めんどくさいな…
会社、勤めてたほうが楽だな…
ぐらぐら。
まあ、するんですけどね、早期リタイア。
私の場合、一番心配なのは住むところの問題なので、さっそく賃貸物件を検索して、「保証人無、フリーター等の方、入居審査の心配はいりません!」とかいう文字列を発見して安心していたりするわけです。
いっそ、セミリタイア、早期リタイア者の社会生活支援のための「リタイアライフマネジメント」会社でも作りますか。
賛同してくださる方は一口500万円から出資を^^
(怪しい)