会社員はイージーモード。だけど型にはめられるのも辛いよね
昨日、会社から帰りながら思いました。
会社員は人生イージーモードだな、と。
一度、会社の中に入り込んでしまえば、毎日、居場所とやることが用意される。
肩書も目標も、人間関係もやりがいも、お得なセットでついてくる。
それに例えば一日寝てても、お給料は振り込まれる。
(仕事をしているふりは必要だけれど)
断然、イージーモードです。
この身分を自ら捨てるなんて、おバカな人のすること。
そして今日、会社に向かいながら思いました。
みんな決まった時間に決まった場所にきっちり集まって働くなんて、絶対どこかに無理がある、と。
生物としての柔軟性・個性を横において、人間を型にはめこんでいる。
なぜそうするかといえば、効率的だから。
(機械を動かす時間に人間の働く時間を合わせるのが、一番無駄がない!)
四角いキャベツを作りたい、一度によりたくさん運べるから、と言ったのはサイゼリアの人だったか。(私はサイゼリアのファンです、念のため)
効率を追求すると、結局、そうなる。
もちろん効率も大事。
でも、追求しすぎると、人間がもともと自然に持っている力を削いでしまう。
型にはまった人間からは、新しい発想は生まれてこない…。
突然ですが、都心の信号って、車道のほうが青の時間が長いんですよね。
歩行者側の青の時間は、とにかく短いです。
青信号に変わる瞬間には、横断歩道のスタート地点についていないと渡り切れない。それでも最後のほうは、信号の点滅でせかされる。
体感的に歩行者側の青時間は、車道の青時間の半分くらい。
交通量の多い車道ほど、その差は広がると思います。
「渋滞を起こさないために、交通量に応じて十分な青信号の時間をとるのは、当然のこと。」
わかります。
よーくわかります、が…
でも私はそこに、「経済優先」の日本の象徴を見てしまいます。
人間よりも、車優先。
それはつまり、経済、流通を優先しているということ。
人間よりもね。
おかしな話です。
経済も流通も、人間のためにあるもののはずなのにね。
原発事故の真相が隠されていた時にも、同じことを思ったけど。
人間よりも、経済優先。
そりゃあ、経済は大事です。
人が生きていくために、お金は大事ですよね。
でも、それが人間より優先されるのは、やっぱり、おかしいです。
それじゃどうしたらいいか?
なんて、私にわかるわけありません。
私はただ、おバカな行動だと思いつつも、
一度もらったイージーモードの会社員人生から降りて、
信号と時間に追い立てられない生活を、求めてゆくだけです。
ぼんやりと思うのは、
もう少し経済とか効率を(つまり豊かさとか便利さを)偏重するのをやめて、
もう少しみんなが自然な形で(無理しない形で)働ける(生活できる)ようにしたら、いいのかな…ということ。
まあ、ちょうどいいバランスをとるっていうのは、難しいことですよね。