リタイアしたら、何したい?~睡眠時間編~
今日のテーマは「リタイアしたら、何したい?」です。
前にも似たようなテーマで何度か記事を書いていますが、また前とは違った視点で書いてみたいと思います。
リタイアしたら、何をしたいか。
考えてみて、まず思いついたこと。
好きな時間に寝て、好きな時間に起きること。
寝る時間、起きる時間は自由自在。さあ、どうする?
好きな時間に寝て、好きな時間に起きる。
こう書くと、
「好きなだけ夜更かしして、朝は思いっきり朝寝坊!!」
…というのが真っ先に想像されます。
ですが、私は諸々のことを考えるとあまり無茶なこと…毎日4時に寝て12時に起きるとかはよろしくないと思っています。
実は今現在の休日がすでに、似たような就寝・起床時間になってしまっています。
休日前は4時過ぎまで夜更かし、休日は昼頃まで起きださない。
けれど、別に、こういう生活を毎日したいわけではないのです。
医学的な知識がなくても健康に悪そうなことはわかるし、例えば12時に起きて思うことは「あ、半日損した」だし、0時から4時までの間にやっていることは、その時間でなければできないというものではないからです。
じゃあなぜこうなってしまうのか。
おそらく「平日には遅寝遅起きなんてできない!だから休みの日にやっておくんだ」という「休日のレア感」からきているものだと思われます。
逆説的な言い方になりますが、4時に寝て12時に起きるのは「好きな時間に寝て好きな時間に起きている」ではないわけです。
上に書いたことをちょっと書き換えます。
本当に寝たい時間に寝て、本当に起きたい時間に起きること。
理想的な睡眠とは?それを取るには、どうすればいい?
では、それはいったい、何時から何時間寝て何時に起きることなのか?
まず、寝ている時間について。
必要な時間は人によって違います。4時間半で平気な人もいれば、9時間必要な人もいるでしょう。
私の場合は、これまで様々なケース(徹夜から超長時間睡眠まで)を体験した結果、だいたい7時間半寝れば、すっきり起きられるというのが分かっています。
また、就寝時間と起床時間については、健康ホルモンの分泌時間などの研究結果から、夜は2時前までには寝て、朝は8時半までに起きるのが良いとされているようです。
寝つきをよくし、疲れを取るためには何時に寝るのが理想的でしょうか。
それは、夜23時~午前2時の間に寝ることです。心や身体の回復のための、成長ホルモンがよく働いてくれるからです。
朝の目覚めをよくするには、5時半~8時半くらいの間に起きることです。
この時間に、翌日から活動するエネルギーが蓄えられ、太陽の光も浴びられ、朝の目覚めをよくするからです。その役割を果たすのがコルチゾールとメラトニンです。この2つの役割がしっかり働く時間に起床することがベストです。
…成長ホルモンでバストアップも美肌効果も見込めるそうです。わお。
それはともかく。
上記のことから考えた、私が本当にこうしたい、と願っている睡眠時間は、12時から7時半まで、です。
寝付く時間、起きてから布団でごろごろする時間を足して、布団に入るのは11時半、起きだすのは8時、このくらいが希望です。
って、書いてて思った、うわっ普通すぎ!!
リタイアしていつ起きてもいつ寝ても良い生活になるのに、結局、普通のリーマンに求められるような就寝・起床時間になっちゃうわけ?
睡眠時間に関する、フルタイムリーマン生活の限界
いやいや、でも実は、リーマンでこれを実践するのはなかなかに難しいことです。
まず寝る時間が早すぎます。
普通のリーマンであれば、残業もするし仕事後の付き合いもあるし、通勤時間もあるし、家族で過ごす時間もあるし、まず12時前に寝るのが難しい。
かなりゆるい生活をしているサボリーマンの私のケースでさえ、会社から帰宅するのは早くて18時、遅くて19時半。それから家事してお風呂入ってご飯食べてネトゲしてブログ書いてスマホでネットサーフして…やるべきこととやりたいことをやっていたら、12時は軽く超えてしまうのデス。
それに個人的に、やりたくないこととやりたいことの時間配分があまりにかけ離れていると納得いかないので、少なくとも会社に行っている8時間~9時間と同じくらい…とまではいかなくても、2/3くらいは、やりたいことをしないと気が済まない。
20時くらいからそれをしたとしても布団に入るのは自然と、2時3時、というわけです。
結果、起きるのは9時や10時、とこうなります。(平日も十分、遅寝遅起きしてるじゃないかという突込みは甘受します)
今のフルタイム勤務リーマンを続ける限り、これはなかなか変えがたいものです。
なのでやっぱり、寝るのは12時、起きるのは7時半、これが憧れになるのです。
リタイア後は昼間の時間も自由に使えるので、やるべきこととやりたいことをバランスよくやれれば、12時までに寝ることは十分可能。
休日のレア感もないので、夜更かしへの欲望もなくなる。
成長ホルモン等の恩恵を十分に受けられて、かつ、寝おきもさっぱりスッキリ。
軽鬱なんてサクッと治ってしまいそうです。
リタイアによって可能になること~睡眠時間編~
実は今、かなり体調が悪いです。
婦人科系の病気を二つほど、ずっと持っていますし、肩こりや目の疲れも結構ひどいものです。足裏のツボを押すとひどく痛むので、内臓もかなり疲れているんだと思います。
これはフルタイム勤務がもう難しい、と思う原因の一つでもあります。
もちろん年齢から来る自然な体の衰えもあり、それは自然なこととして、受け入れてやっていきたいと思っています。
ただ、今はそれ以上に、ストレスや、上に書いた不摂生な睡眠時間で、自分の身体を不必要に痛めつけてしまっているなあ、と感じています。
その事がさらにストレスになって、さらに心身の調子を崩してしまっているような。
そんな負のサイクルから、抜け出したいのです。
人生の時間の1/3~1/4は、睡眠時間。
だからこそ、体のメカニズムの恩恵をしっかり受けられる、そして自分のバイオリズムに合った睡眠を取りたいもの。
私にとってはそれが、リタイアによって可能になる「本当に寝たい時間に寝て、本当に起きたい時間に起きる」生活なのです。