お金のかからない生活は気楽、けれど世界も日本も変わっていく
なんかいつも値上がりが〜と嘆いていますが、実際のところ、自分はまだ影響は少なく済んでいる方なのかなと思っています。
理由は、これは早期リタイアする前からなんですが、あまりお金のかからない生活をしているから。
趣味は漫画や本を読むこと、映画やアニメを見ること、ゲームをすること、絵や文章を描いたり書いたりすること。
今はこれらは、無料または安価なサブスクでほぼ楽しめます。
映画やアニメはアマゾンプライム、ゲームは基本無料のスマホゲー。買い切りゲームもやりますが、今はPCで安価に楽しめるゲームも増えてきました。
文章はメモ帳でも何でも書き放題。
絵は無料かサブスクのお絵描きソフトで、様々な画材、トーンやエアブラシの効果、無料のイラスト素材までほぼ何でも使えます。
大きい買い物といえば、スマホやiPadやゲーム機本体や買い切りゲームを買ったり、スマホゲーの課金をしたりするときくらいですかね🤔
スマホゲーは人と競争したりするものは避けて自分のペースで楽しめるものをやっているので、課金のペースも自分で調節できます。
見た目にお金はかけず、清潔で簡素な服装で満足。
お化粧も「してればいい」位なので化粧品もお安いのでオッケー。
早期リタイアしたおかげでスーツも立派な靴もいらない、お化粧も最低限でいい、外出時間も減ったので服の洗濯回数も減りました。
食に関しても、大雑把な舌をしているのでだいたい何でも美味しく食べられ(好き嫌いはありますが)、高いお店に行く必要がない。
なので、生きていて何にお金がかかるかと言えば、
・居心地のいい住処(通信環境含む)
・快適に暮らせる衣服や寝具
・食べ物
・医療
・推しに貢ぐための課金やイベント費用
くらいなんです。
今年の初め、戦争が起こったり急激に円安が進み始めた時点で、今後は様々なものやサービスの値段が高騰すると言われていました。
遡って去年の11月に家電の修理をした時にも、コロナの影響もあって物流が滞り始めているという情報を聞いていました。
なのでその頃から、衣食住に関してはかかる費用を抑えるように、また買えるものは買っておくようにしてきました。
いよいよ物価の高騰が本格化し始めた今、準備しておいて良かったな、と胸をなでおろしています。
でもじゃあ、なぜこんなに値上がりを気にしているのか?
それはコロナや戦争を経て、世界が大きく変わろうとしているのではないかという感覚があるからです。
ものやサービスの価格上昇もその現れの一つ。
だから、とても注目しています。
(自分の生活に直結するからという理由ももちろん大きいですが)
日本で長く続いたデフレは、人件費の安い国でものを作り原価を抑えるという、グローバル経済の恩恵に依るところが大きかったかと思います。
それが、戦争の影響で根底から変わっていくかもしれない。
日銀のゼロ金利政策も、コロナ禍で大量に給付金を配ったために起こったインフレへの対処で各国が利上げをしていく中、日本円の価値暴落につながってしまい、やりにくくなってきている。
ゼロ金利政策の中でいつの間にか日本のものづくりは国際競争力を失いつつあり、それが更に円安へ向かう要因になっているとも聞きます。
円安のために外国に買い負けることが多くなれば、食料も他のいろんなものも希少性が上がり、更に値上がりしていくんでしょう。
外貨獲得のために海外から観光客を呼んで観光立国にするのも一つの手ではありますよね。
でもそれって、日本人にとってはあまり幸せな未来ではない気がします。
旅行も娯楽も海外の人のためのものになり、日本人は手が届きにくくなりそうだし、観光関係以外の産業はどうなっていくんでしょう?
ますます日本の国力は弱くなっていくのでは……?
この事態に対応するためには、食料も含め、日本の中でのものづくりの力を建て直さなくてはいけないのではないか。
この先しばらくは、十年単位で、そのための地道で我慢の必要な時代が来るような、そんな気がしています。
世界も日本も変わっていく、少なくともこれまでの数十年とは違う時代になっていくんだろうな、と感じています。
時代の転換期に立ち会っているということに少しの興奮がないわけではないですが、やはり不安は強いですね。