遊びをせんとや生まれけん ~ほぼ天涯孤独の早期リタイア~

働くだけの人生に納得できない社会不適合者が、早期リタイアという手段で明るい明日をめざした記録。リタイア済です。

おひとりさまのリタイア後~天涯孤独で困ることと、その対策について~

プロフィールにも書いた通り、私はほぼ天涯孤独の身です。


遠方に住んでいる家族が一人と、友達と呼べる人が少しばかり。
会社を辞めたら、この人たち以外の人とは縁が切れるでしょう。


考えたくないですが、彼らとの縁が何らかの事情で切れたら、
本当に天涯孤独の身になります。


考えたくないことですが、そうなる可能性は年を取るほど高くなっていくので、そうなったときのことを、考えておかないわけにもいきません。


天涯孤独で、困ること:その1「実害のあること」

実害としては、
1.病院で身元引受人を書けない
2.孤独死したときに発見されにくい
といったところでしょうか。


新しく部屋を借りにくい、クレジットカードを作りにくい、という問題については前の記事で書きましたので、割愛します。

http://returnhome.muragon.com/entry/91.html


1.についてはちょっとやっかいなことのようです。
詳しくはググっていただきたいのですが、身元引受人、保証人は、次のことを求められます。
・患者本人が治療費等の費用を払えないとき、代わりに払う
・患者本人が意思を示せないとき、手術等の措置に同意する
・何らかの事情で退院が必要になった時(死亡含む)、引き取る


なかなかに責任の重い内容なので、ちょっとした知り合いやバイトの同僚程度の付き合いでは、頼むのも引き受けるのも難しいでしょう。


身元引受人、保証人を立てることが難しい時は、病院に相談員がいたら相談できるらしいです。(ただ、そこで解決できない場合もあるらしい)


こういった場合のためのサービスもあるので、元気なうちにいろいろと調べておくと良さそうです。



↑では2.についても扱ってくれているようですね。


2.については、他にも警備保障会社などで様々なサービスがあるようです。



こういうサービスは今後、需要が増えていくと思われますので、参入する業者さんも増えてほしいなあと思います。


お金はかかりますが、ある程度はしょうがないのかな。


牛乳の配達サービスを契約していて、受け取っている形跡がなかったら通報してもらうように頼んである、なんて話も聞きました。


天涯孤独で、困ること:その2「寂しいということ」

要するに寂しさをどうするか、ということ。


こないだも書いてたじゃねーか!と言われるとその通り。

http://returnhome.muragon.com/entry/92.html


でもまあ今回は、ちょっと違った視点から書いてみたいと思います。


一般的な「孤独で寂しい」という訴えに対して、「友達を作りましょう」というのは真っ先に出てくる答えで、全くの正解でもあります。


ただ、おひとりさま…天涯孤独の「孤独で寂しい」には、なかなか難しいものがあります。


人付き合いが苦手で友達を作れない、作りにくい、

または、人付き合いが嫌いで友達を増やしてこなかった、

その結果として、天涯孤独という現状があると思われます。

そもそも友達を積極的に作るスキルを持っていたら、天涯孤独にはなっていないわけで。


この解決策としては、次のようなものがあります(非常に個人的な見解です)。


◆本の中に友達を見つける

一番、無害かつ簡単かつ確実。

本は裏切りません。昨日読んだ内容と、今日読んだ内容が違っているということもありません。

誰か共感できるキャラを見つけて、怒りや悲しみや、喜びや楽しさをともにすることで、本の中に友達を作ってしまうのです。

※連載中の場合は、裏切られないとも限らないのでご注意を。


◆ネット上の誰かを勝手に友達認定する

読んでいて自分と感性が近いなと思えるブログの主などを、勝手に友達認定する。

その記事を読んでは、「そうだよね~うんうん」と勝手に相槌をうって会話した気分になる。

あ、リアルに存在を知っている相手はやめたほうが良いかも。友達認定をこじらせた結果、ストーカーにならないとも限らないので。


◆あきらめる

ネガティブな意味ではありません。


「諦める」とは仏教では「ものごとの道理をあきらかに見定めて、納得して思いを断ち切る」というような意味を持ちます。


人付き合いが苦手、または嫌いで、人との付き合いをしてこなかったという自分の「自分らしさ」が、いまの、天涯孤独という現状を作り出した。

という事実をあきらかに見定めて、

ならば天涯孤独は自分の負うべき荷(宿命)なのだ」、と納得し、それをいたずらに嘆くことをやめる。

これがあきらめる、ということかと思います。


それに、本来人間は孤独にできているものです。

死んでいくときには、どんな仲の良い友達とも、大切な家族とも、別れて孤独に逝かなくてはいけない。

死ぬときには誰でもしなくてはいけない覚悟を、死ぬまで少し猶予のある状況で、することができる。そう思えばいいのではないでしょうか。


◆それでもだめなら…

いっそ、「友達ビジネス」を立ち上げてはどうでしょうか。

一ヶ月500円で、いつでもあなたの友達になります!」的な。

※ただし一緒に遊ぶ際の交通費、食事代、遊興費等はお客様持ちです^^

(めっちゃ怪しい)


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