金利上げ政策の影響について
気になる記事を見つけました。
https://www.zaikai.jp/articles/detail/2734
つまりアメリカ発の世界恐慌が起こるということかな?
ハイテク産業、不動産、金融のバブルが弾ける、と。
具体的にはMMFなどへ資金が流れて銀行が資金繰りに困り、貸し出しを渋り、今度は中小企業が資金繰りに困り、という流れ?
その結果として銀行や企業の倒産、レイオフ、個人の破産……などが起こるのかな。
ただ別にこれは目新しい話ではなくて、株式市場の参加者は、アメリカの金融引き締めに伴う不景気は、もう既に「来るもの」と認識している、と思っています。
少なくとも、株をちょっとかじっているだけの私でもそう認識しています。
あとは、どのくらいのことが起きるのか。世界恐慌になるのか、そうならなくてすむのか。
とりあえず海外の個別株は気を付けないといけないかな。
株が無価値になることも覚悟しないといけないかもしれない。
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一方、日本では。
海外の場合は、コロナ対策で金融緩和したら素直にものすごいインフレになって、急いで引き締めなきゃならなくなりました。
でも日本はゼロ金利にしてもインフレが起こらなくて困り果てていて(これは日本人の貯金好き&株などへの投資嫌いから来ている?)、いまコストプッシュでようやくインフレになり始めているところなのかなと。
もちろん消費者にとってはたまったもんじゃない事態なんだけど、起こそうとしてたインフレがやっと起きたこの日本で、金融引き締めをいまやる意味はあるのか、政府はそうしようとするのか、疑問に思います。
この件については前にここのブログで紹介した記事から、
「ゼロ金利を続けたら円安が進むという懸念はあるけれども、日本の場合は対外債務が少ないからその意味でのデフォルトは起こりにくいし、日本人が持つ貯蓄が日本の信用を支えているから、円の暴落も起こりにくい」
と理解しています。
日本は今のところ金融緩和を継続していて、インフレを招きたいように見えます。
いつまでも続けることはできないという認識は持っているでしょうが、少なくとも当面は続けていきそう。
だから、日本では今すぐ金利が上がることも、それによる混乱が起こることも考えにくい。
ただ、海外が不景気になり恐慌が起きたとしたら、日本だけ無事ということはありえない。
海外にものが売れなくなる→輸出企業がピンチになる、海外に工場を持っていたり海外資産を持つ企業が危なくなる、ということはあると思われます。
それ以外の影響は……うーん、もっと勉強しないとですね🤔
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話は少し違うのですが、ふと日本は金融緩和をいつまで続けるのか、続けられるのか、という疑問が湧きました。
日本円の信用は、日本人の豊富な貯蓄によって支えられていると言います。
ではそれが無くなるまで大丈夫なのか。
今の日本のインフレはコストプッシュであり、経済成長によるものではないため(保険料などが上がったことも要因みたい)、賃金の上昇は物価の上昇に追いついていません。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0901S0Z00C23A5000000/
ということはつまり、家計において入ってくるお金より出ていくお金のほうが大きい(賃金以外の収入を持っている人は別ですが、日本では圧倒的に賃金収入一本の人が多い、はず)。
マイナスになる分は、貯蓄から支払われていると思われます。
つまりこの状態が長く続けば、日本円の信用を支える日本人の貯蓄は、だんだん減っていく……?
それはそのまま、日本円の信用が落ちていく、ということにつながりそうな気がします。
ただでさえ、インフレを続ければ日本円の価値は落ちていくのに。
その結果はどうなるか。
日本円の信用と価値が落ちれば、輸入が難しくなる?今でも貿易赤字が凄いらしいけど、それがさらに膨れ上がる?
このままいけば、やがては海外からものを買えないときが、来るのかもしれません。
賃金上昇が物価上昇を上回る、正しい?インフレが起これば、こうしたことは心配しなくていいのかな🤔
もし政府が金融緩和を続けるつもりなら、今は、税金や保険料を上げたら良くないと思う……むしろ下げることによって、より良いインフレ?への呼び水にする必要があるんじゃないか、と思います。