遊びをせんとや生まれけん ~ほぼ天涯孤独の早期リタイア~

働くだけの人生に納得できない社会不適合者が、早期リタイアという手段で明るい明日をめざした記録。リタイア済です。

ロシアの侵攻のもたらすもの

今回のロシアのウクライナへの侵攻。


その背景には、

ウクライナまで欧米側(NATO)に取り込まれるとロシアが直に攻撃されうる状態になる、それをロシアが本気で恐れた

・プーチンさんのソ連時代への回帰願望

・ロシアとウクライナ間の、長い歴史のある複雑な関係性

・ロシアは不凍港が欲しい

などがあると思っていました。


ただ、この侵攻が長引くに連れて「ロシアは本当は何を望んでいるのか」を考えたとき、欧米中心のグローバル経済活動を機能不全に陥らせることなのかもしれない、と思えてきました。


現在、欧米各国はロシアの軍事行動に対して経済制裁を行っています。でも、見たところロシアの資源(レアメタルやエネルギーや食物)を入手しづらくなったヨーロッパ諸国等のほうが、経済的なダメージを受けている様相があります。


ロシアは資源国であり、その輸出に世界がどれだけ依存していたかを思い知らされた結果になっている気もします。


そしてゼロコロナ政策を掲げる中国のロックダウンによって、世界的に製造物が不足して物流が滞り、世界中でのエネルギー含む物価の高騰に拍車をかけている……。


この状態が長く続けば、ロシアももちろん疲弊するんでしょうけど、経済制裁を課している側であるはずのヨーロッパ諸国においても人々の生活が厳しくなり政情が不安定になり対外的な国力が低下する、ということも言われ始めていたりして。

ましてや途上国は。


もしかしたらロシアの目的はウクライナだけでなく、この侵攻を通じて、核兵器と資源を武器に世界の覇権を狙った、少なくとも欧米の国際的な影響力の低下を狙っていた……?


だとしたら、ロシア(と中国等の親ロシアである国々)の資源はもう当てにせず、それらなしでもやっていける社会を作らないと、この資源戦争には勝てそうにない。


日本もグローバル経済に頼っていた部分を見直して、食べ物や物資の国内自給率を上げて、少しでも自立できる国造りを目標にしていかないと危ない、そんな気までしてきます。

あ、アメリカの資源は当てにして良いと思いますが……ある程度は。


例えばロシアの資源を使った肥料は頼りにせず、他の手段を使う……その結果として、これまでより取れる野菜のサイズが小さくなったり、量が減ったり値上がりしても、それを受け入れる。

他のものも同様で、これまで当然のように手に入れてきたものは手に入らなくなり、当面は不便で不自由な生活が続くかもしれない、でもそれを受け入れる。


そんなふうになっていくのかなあ、なんて想像しました。

(その長くかかるだろう道のりの途中で、隣接する過激寄りな国々が攻め込んでこないとして、ですが💦

攻められたらとりあえずはアメリカが守ってくれるでしょうけど、今はアメリカも大変な状況ですしね)


コロナ禍が起きたとき、誰かが「もうコロナ前の世界には戻らない」といったのを覚えていますが、こういうことだったのかも、と思っています。


もう前の世界には戻らない、少なくとも数十年レベルの未来でなければ戻らない、のかも知れません。

(まあそもそも明日にでも核兵器が飛んできたら、そんな未来の心配をする必要もなくなるんですが)


とりあえず今は歴史の転換期なのかな、という気がしています。


そしてこんな大事な時に「節電ポイント」とか言い出してる政府で、しかもこのまま与党が選挙で大勝しそうな日本……大丈夫なのかな??

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