早期リタイア、成功したらどうなる?っていうか、早期リタイアの成功ってどういうことなのでしょう。
おかしい。
またしても、イヤ今度こそまぎれもなく早起きをしてしまったっ(書き始め6:30)。
ていうか寝たの3時なんだけど。3時間睡眠とかナポレオンかよと。
もしかしてこれは早朝覚醒というやつなのでは?!
まあ寝坊するよりは100倍もいいけど。でも眠い・・・。
それはさておき。
今回はちょっと、早期リタイアの成功ということについて考えてみます。
成功したらどうなるのか。
というかそもそも、成功ってどうなることなのか。
死ぬまで働かずに暮らせたら成功?
「早期リタイア」の言葉の意味からすると、それが成功するには、
・定年より早く仕事を辞める
・その後、働かない
が達成できればいいことになりそうです。
(もちろんこれだけでもかなり大変なことですが)
でも本来、早期リタイアは手段に過ぎません。
それによって本当は何をしたいのか、何ができるのか、のほうが実は重要じゃないでしょうか。
早期リタイアする目的って人それぞれですよね。
例えば、毎日会社行くの疲れた。仕事したくない。休みたい。思いっきり寝たおしたい。嫌な上司・同僚と会いたくない。という、ネガティブな理由もあるでしょう。
または、ホントはあれもしたい、これもしたい。旅行にも行きたいし趣味も極めたい、でも会社にはきっちり一日の大半の時間を取られるし休みもちょびっとしかない。
一日が48時間ほしい!という、アグレッシブな?理由もあると思います。
私は両方ありますね。って大体みんなそうなのかな?
嫌なことをしたくない。したいことをしたい。
だけどこの、「したくないことをしない、したいことをする。」という人生をホントの意味で謳歌するには、たぶん、会社を定年前に辞めて、働かずに暮らしているだけでは足りない。
いやいや、そんなことないよ。という声も聞こえてきそうです。
・仕事に追われて寝る時間も削っていたから、仕事を気にせずに寝られるだけで天国!
・毎日好きなだけネットゲームできれば、それだけで極楽!
という人もいるでしょう。
なるほど確かに!
私も、いつまででも、好きなだけネトゲしていいよって言われたらそれだけでもう望外の喜びです。
でもね。
それだけだと、そのうち「慣れて」しまうんじゃないかと思います。
仕事がないのが当たり前。ネトゲできるのが当たり前。
そうすると、今度は物足りなくなってくるのが人の常。
働いていた頃の自分や、今も働いている他人と比較して、今は幸せだなあ、と満足することもあるかもしれませんが、それは比較による幸福なので、比較対象がいないと成り立たないんですよね。
働いていた頃の苦労の記憶が薄れたり、他人が仕事しながらでも充実した生活を送っていたりしたら、なんとなく詰まらなくなってしまったり・・・しません?
そしたら別のことをすればいい。
今は安価な娯楽が一生かけても遊びつくせないほどあるので、物足りなくなったらほかの事をすればいい、という話もあります。
何しろ時間はたくさんあるのだから。
でもそれで、本当に満足?
ケチをつけたいわけではないです。
でも、遊ぶだけの人生っていうのも、少しもったいない気がします。
人生終わるときに、ああ、早期リタイアしてよかった、浴びるほど遊べたんだから、と思えるのかどうか。
(もちろん、そう思えるなら、それはそれでステキな人生だと思います!)
そうそう、時間はたくさんあるとはいっても、人生なにがおこるかわかりません。
早期リタイアした途端に事故とか、天災とか、病気とか・・・。
これじゃ何のために早期リタイアしたのか分からない、ということにもなりかねません。
早期リタイアはきっかけに過ぎない。
早期リタイアが可能にすること。
これは、「自分がホントにやりたいと思っていること」を実現するための環境づくり、ではないかと思います。
小さい頃、何にあこがれたか。
時間を忘れてこころから没頭できることは、何か。
そして、これまで生きてきて、本当に幸せだと感じたのはどんなときだったか。
そういう事柄が、「ホントにやりたいこと」につながっているはず。
他人と比較しなくても満足できる。
1回でもできればいいし、生きている限り何回でもできればもっと嬉しい。
そういう、何か。
「夢」と言い換えてもいいかもしれません。
早期リタイアは、それをするために、時間や金銭的な余裕を作り出すものに過ぎない。
過ぎないといってもそれがなければとても難しいことなので、大変重要なことなのですが。
いわば、夢にたどり着くためのひとつの「入り口」です。
これは一つではなくてもいい。たくさんあるならあるだけ、素晴らしいこと。
いわゆるバケットリスト「死ぬ前にやりたい100のこと」を作って実践していくのも、素晴らしいことかな、と思います。
それができたら、たとえ、前の記事で書いたような失敗パターンに陥ったとしても、手段としての早期リタイアは大成功。
逆にそれができなかったら、例の失敗パターンに陥らなくても、成功とはいえないんじゃないかな?
「ホントにやりたいこと」。
私の場合、それは、文章や絵を書いたり描いたりして、それで人に、何かを感じたり考えたりしてもらうこと。
描いたり書いたりすること自体が好きなので、それをしているだけでも脳内麻薬出まくりでヘヴン状態なのですが、それで生まれたもので人に感動してもらえたり、何かを感じてもらえたら、もうこれ以上の幸せはありません。
自分が好きなことをやって、人が喜んでくれる、というのが、最高の喜びであり、本当に充実した人生を送るために必要なこと。
そういうことを思いっきりするための時間が欲しい。
それが、私が早期リタイアしたい理由です。
早期リタイアは夢への扉。目的地あればこそ、道中もまた楽しいもの。
結論として。
早期リタイアの成功とは、
ありあまる時間的・精神的余裕を得ることによって、ホントに「ホントにやりたいこと」を見つけて、それを遂行できる、またはできたこと。
ではないでしょうか。
ただの「やりたいこと」ではありません。
自分がヘヴン状態になれて、かつ、人も巻き込んでできればヘヴン状態にできること。
ここがポイントかなと思います。
なんていうのかな。
そういう着地点があってこそ、有り余る時間も有意義に、そして楽しく使えるという気がします。
もちろん、早期リタイアという入り口を通らなくても、会社勤めをしながらでも、それを実現している人もたくさんいるでしょう。それはとても素晴らしいこと。
ただ時間的・精神的余裕の問題で、そうできないひともたくさんいる。
自分は後者ですね。この記事書くだけで、2時間かかってます。
もっと書くの上手く早くなりたい・・・!
ということで、一日のやるべきことのうち30%くらいが早くも終わった気になりながら、会社行ってきます。(笑)