いや~参りました。ブリグジットの影響について、正直な感想と今後の方針
参りましたね。
イギリスの国民投票、「EU離脱派勝利」の余波による、株価の下落と円高。
かなり回復してきていますが、まだ100万ほど含み損状態です。
この件と、あとメンタル的にもちょっと調子が悪かったので、しばらく更新ができませんでした。
そして今でもまだ、為替は回復していません。
というか102円でなんか落ち着いています。
何か事が起これば円高になり、そしてその事が落ち着いても、そのままであるという状況が多いように思います。
世界はまだまだリスクをかかえているようですし、アメリカさんもドル安でいきたそうですし、当面、円高傾向は続きそうな感じです。
資産防衛のつもりが逆に資産を減らすことに
インフレで資産が目減りするのを恐れて、外貨資産を増やしたんですが、逆にじりじりと円高に進まれることで、資産が目減りしていっています。
今は全然たいしたことのない減り具合ですが、今後、短期的にも長期的にも、円高傾向が変わらないとすれば、資産は減る一方という話になってしまいます。
それを考えると、落ち込んでしまいますね。
円高に対抗する手段としてはFXによるヘッジがあるみたいですが、これは短期的なもので、長期的には使えないみたいです。
円高に対抗する手段がない。
これが一番いま、きついです。
「そんな円高になったら、日本の企業も大変だろうから、日本政府も何か対策を打つはずだ」
と思っていたのですが、今のところ全く動きは見えず。
少し前は70円台だったことを考えれば、そのくらいまでは進むのかもしれません。
というか、おそらく、日本政府だけではどうにもできないのでしょうね。
アメリカさんが円安を許してくれる状況にないのでしょう。
アメリカの景気がよくなったといっても、まだ利上げは見送られるようですし、逆にアメリカの株価は高くなりすぎていて、いつ暴落しても不思議ではないような状況です。
当面、円安になる見込みはありません。
つまり、私の資産が減る一方という見込みも当面続くわけで…。
さすがに、落ち込まざるを得ません。
ブリグジットによる早期リタイアへの影響
今回のことで身にしみて感じたのは、サラリーマンは、世界経済のこうしたリスク、荒波から、ほぼ完全に守られているんだなあ、ということでした。
会社の業績悪化による処遇の悪化、最悪の場合リストラなどはあるかもしれませんが、その程度です。
為替が10円や20円、円安に進もうが円高に進もうが、株価が暴落しようが、ほとんど気にする必要がないということです。
(事実、バブル崩壊もリーマンショックもその後の円高時代も、私は何一つ気にすることなく生活に大した変化もなく、サラリーマンを続けていましたから)
そして、会社をやめるということは、インフレリスク、世界の経済危機リスク、為替リスク、株価変動リスクなど、資産に関するあらゆるリスクに一人で立ち向かうということで、実はとっても恐ろしいことなのだと。
やっぱり、もう少し務めていたほうがいいんじゃない?
という気持ちが出てきたのも、不思議なことではないと思います。
「でももう少しっていつまでよ?」という話もあるわけで。
資産に関するリスクを受けきれないなら、定年まで、あるいはその先までできる限り、働くしかないわけです。
早期リタイアすることによって得られるもの。
早期リタイアすることによって失われるもの。
今回のブリグジットは、早期リタイアすることによって失われるものの大きさを、教えてくれました。
早期リタイアによって得られるものは、それによって失うもの(数々のリスクへの対抗手段だけでなく、それによってもたらされる心の安定)よりも、大きいのか、どうか?
それをよく考えたうえで、それでも、早期リタイアしたいのか?
その答えは…
YES、です。
まだ今のところは。
今後に向けて
今の自分の資産についてもう一度考え直してみました。
自分は、やっぱり、リスクを取りたくない性質らしいので…
現金 60%
外国株式・ETF 20%
外貨 10%
日本株式・投資信託 10%
当面、これでいこうかと思います。
いまのところまだ外国株式・ETFが10%程度なので、今後、円高が進むごとに(考えたくはないですが)その進行度合いに応じて、買い足していくつもりです。
そして、「あとどのくらい生きるか」についての見込みをもう一度考えてみました。
両親の寿命、そして自分の体質なども考え合わせて…
その結果、やっぱり、平均健康寿命まで生きられればいいなあ、という程度だと思うのです。
だとすれば、今の資産で十分足りる。
たとえ、円高で多少、毀損したとしても。
ということで、早期リタイアに向けたスケジュールに変更はなく、7月中は体調を整えながら、退職に向けた準備(マニュアル整備や書類の整理)を進めつつ、上司に打ち明けるタイミングを見計らっていきたいと思います。