遊びをせんとや生まれけん ~ほぼ天涯孤独の早期リタイア~

働くだけの人生に納得できない社会不適合者が、早期リタイアという手段で明るい明日をめざした記録。リタイア済です。

「BE-DO-HAVE」という考え方(「夢かな手帳」より)

一昨日、アマゾンで「夢をかなえる人の手帳」を注文したところ、昨日さっそく届きました。
スケジュール自体は11月開始なのでまだ使えませんが、手帳の中にちりばめられているエッセイがなかなか読みごたえがあるので、そちらを楽しんでいます。


夢をかなえる人の手帳 2017 red (赤)
夢をかなえる人の手帳 2017 red (赤)
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016-09-17


その中で、早期リタイアと、「夢をかなえる」ということの関係整理に役に立ちそうなツールがあったので、ご紹介しようと思います。


「行動する」「所有する」はわかりやすいけれど、「こうありたい」はなかなか見えにくい


それは、「BE-DO-HAVE」という考え方。


「BE」は「あり方」。どのような自分、どんな心の状態になりたいか、ということ。
「DO」は「行動」。「BE」で臨んだ姿に近づくために何をするか、ということ。
「HAVE」は「持つ」こと。「DO」の結果として所有するものを指します。

私たちは、行動することや、持ったりすることに、熱心です。

でも、「なぜ、それをするのか?」「それが、私の幸せと、どんな関係があるのか?」と問うまえに、あわただしく行動の中にかけこんでゆきがちになります。

(中略)

行動を決めるときに、「BE」を意識する。

どういう「根」から、すべてをスタートするのかが、とても大切です。

(「夢をかなえる人の手帳」藤沢優月さん)


たとえば、この手帳の中では「HAVE」の例として「英検準一級に受かる!」というものが挙げられています。
「DO」は、「勉強すること」。
では、「BE」はどうか?


例えば、英語にはもともとあまり興味がなくて、ただ「周りからかっこよく見られたい」程度の動機だったら、勉強にあまり身が入らないかもしれない。そして、英検準一級に合格したとしても、そんなに嬉しくないかもしれない。


他人からの評価をよくしたい…というのは、本当に心の中から湧き出てくる希望ではないからです。


そんな場合は、「DO」も「HAVE」もリセットして、「BE」から改めて考え直したほうが良いかもしれない。


それとも例えば、「BE」本当になりたい「あり方」が、「英語が大好きだから英語にどっぷり浸かっていたい」だったら、「DO」は「英語カフェに出かける」、「HAVE」は「英語で楽しく話す」のほうが、望む「あり方」を得やすいかもしれない。


こんな風に、「BE」を中心に「DO」と「HAVE」を見直してみる、という考え方です。


早期リタイアは「DO」、目的のための行動の一部

私の場合、早期リタイアしたい!というのは、これで考えると「DO」になると思います。早期リタイアという行動で、いろいろな成果を手にできると思うからです。


では「BE」と「HAVE」はどうなのか。


「朝はゆったり気持ちよく起きたい」から⇒「早期リタイアして」⇒「朝の時間に余裕を持つ」


「空いてるときに旅行に行きたい」から⇒「早期リタイアして」⇒「世間の人たちとずれた休みを取る」


「心と身体をゆっくり休めてあげたい」から⇒「早期リタイアして」⇒「仕事をしない時間をたくさん確保する」


「心の仕組みを理解して安らぎを得たい」から⇒「早期リタイアして」時間をとって勉強して⇒「心理学、宗教などの知識を身に着ける」


「人の心を楽にするような教えや学問を広めたい」から⇒「早期リタイアして」時間をとってブログを作って⇒「心理学や宗教を扱う記事を書く」


「いろいろな国の人と相互理解しあいたい」から⇒「早期リタイアして」時間を取って勉強して⇒「英語を読んだり書いたり話したり聞き取ったりする能力を身に着ける」


「感動を創作にして人と共有したい」から⇒「早期リタイアして」時間を取って修行して⇒「創作をしていく」



…なんだかいくらでも思いつくみたい。


大切なのは「BE」を意識しながら、行動と成果を決めて、スケジュールにしていくこと


こうやって見てくると、自分にとって早期リタイアは、自由になる時間を確保するための行動なんだなということが見えてきます。


でも、あくまでも早期リタイアは手段。
代替手段もあるってことを、考えておいたほうが良いかも。


そして、あくまでも手段の一部であって、早期リタイアしたら、上に書いたようなやりたいことすべて自動的にできるようになるわけではないということ。


早期リタイアがくれるのは、あくまでも自由な時間。
それをどう使って何をしていくかは、また別の問題。
(「早期リタイア」で出来た時間でなにを「DO」するかはまた考える必要がある)


そのあたりをもう少し詳細に書いてみて、それから具体的に「夢かな手帳」でスケジュールに落とし込んでいくのも、面白いかなと思っています。



「夢かな手帳」は、スケジュール帳でもあるので、これに具体的な予定として書きこんでいけば、「あれもしたいこれもしたい」を、全部入れることができないことが実感としてわかります。


だから、より大切なものに集中できるようになっている。面白い仕組みだな、と思います。

時間には、かぎりがある。

だから、あなたの心が

幸せを感じるものを選ぼう。

(「夢をかなえる人の手帳」藤沢優月さん)

ほんと、そうしたいですね。

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